『ザ・カセットテープ・ミュージック』ファン ブログ

BS12 トゥエルビで放送の番組へのトリビュート ブログ

2018年のWayne's World? 日曜21時「ザ・カセットテープ・ミュージック」が面白い

 

www.twellv.co.jp

「音楽ずきおじさんの解放区番組」を旗印に、金曜深夜2時から濃厚な1980年代音楽トークを展開してきた、全国無料放送BS12トゥエルビの音楽トークバラエティー番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」。2018年10月7日(日)より、放送時間を1時間に拡大、そして毎週日曜夜9時のゴールデンタイム枠に“お引越し” 

 

ここ数年、毎週欠かさずにみたい音楽番組がなかった。たまにSONGS、空耳アワーを観るくらいで、何がヒットしているのかも気にしなくなって久しい。

以前、「10代女性には歌手の年齢が重要。年下ではだめで、ちょい年上の人に憧れる傾向がある」と音楽会社の人に聞いたことがある。いまのヒットチャートにいる方々は年下どころか子どもの年齢へと代替わりしていて、そういう年齢的なものはあるのかなーという印象を持っていた。

ところが、「ザ・カセットテープ・ミュージック」では80年代歌謡曲を中心に扱っているし、MCが私より年上世代なので、少し見上げるながら教えを頂戴している感じが大変に心地が良い。実は正直なところ、80年代といわれても知らない曲ばかりで、マキスジのお二人が盛り上がっているほど共感はしきれないのがやや悲しいところではある。しかし、新しい視点/解釈を得ることで広がりができるし、何より「楽しいことを話している人たちを見る」ことが楽しい。

この感覚、なんだったかなと振り返れば、映画『Wayne's World』を観ている感じと似ている気がする。全体としては浮かれポンチで愉快。なんかバカバカしいこと言っているなーと油断していると、はっと気が付くと一気に感動でさらわれる。

この番組を見ていると、胸が熱くなって、そうそうそうそうそうそうなんだ!とドキドキして、「ああー、その場に混ざりたい」「自分も熱弁したい」という気持ちでいっぱいになるけど、あいにく、残念ながら、自分のまわりにはそうした受け手がもっか存在していないで、このブログに思いの丈を残すことで気を紛らわそう/お茶を濁そうという次第です。はい。

第25回「もっと声に出して読みたい歌詞特集」に関しては、RCサクセションの高校の屋上における世界各地への想像力の広がりと青空が美しく、これで今日は決まりかと思ったら長渕「しゃぶりーつくー」にすべてを持っていかれてしまった、そんな感じです。

ひとつ気になったのは、古橋さんが蚊帳の外みたいで気の毒でした、スージーさんの右手に座らせてあげたらいいのにと思いました。そうしたら、わざわざスージーさんの前を横切って画面から消さずに済むし。